Complete text -- "老後の趣味と他人との関わり"
07 July
老後の趣味と他人との関わり
定年退職を迎え、老後に、自分のやりたいことを趣味として実践する。それは大いに結構なことです。ただ、ひとつ、これは必ず誰にでも普遍的なこととして共通する、重要なことがらがあります。
それは、趣味の内容は別に他人に迷惑をかけるようなものでさえなければなんでもいいのですが、その趣味を通じて、他者とのかかわりを持つようにする、ということです。
必ず、趣味を通じて、いかに他者と関わるか、それを重要視してください。
他者の存在を意識することなしに、自宅で孤独に寡黙にやっているだけのことだと、生きがいにはなりません。
身もふたもないことをいうと、ボケの予防にもとてもよくないです。
趣味の内容自体は、どんなに地味でしぶいものでも構いません。
盆栽、大いに結構。
盆栽は地味な趣味だとか思われがちですが、あれは実はたいそうな歴史と伝統があり、愛好家も多いので「盆栽仲間」を作って、作品を見せ合うといったような楽しみ方ができます。
近所にいない?
現代はインターネットの時代です。
写真をとってネットにあげましょう。
還暦過ぎた老人の盆栽ブログでも、それなりに需要はあったりするものです。
珍しい昆虫を採集するのが趣味?
それでもかまいません。
盆栽とは比較にならない稀少な趣味ですが、日本中探せばそれなりには同好の士はいます。
ネットで友達を作りましょう。
その他、なんでもけっこうです。
そば打ちうどん打ちは老後の趣味の定番ですが、孫子に食べさせて喜ぶ顔を見るところまでして初めて、真に「老後のたのしみ」とすることができると考えるべきです。
どうしても定年して年齢を重ねるごとに、他人との関わりというのが薄れてしまいがちです。
しかし、この他人との関わりというのが、人間にとってはとても大切なことだと思います。
人間一人で生きているものだと思いますが、やはり一人は寂しいものだと思います。
より有意義な老後を送るためには、他人との関わりというのが、重要なポイントとなることでしょう。
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