Complete text -- "女性の定年再雇用を考える"
24 March
女性の定年再雇用を考える
男女雇用機会均等法の施行によって、性別による労働条件の違いは差別に当たるとされています。したがって、定年再雇用についても男女で同じ条件とすることが求められています。
もちろん、定年後も再雇用を求めるかどうかは本人の意思を尊重することが大事です。
元気なうちはいつまでも働きたいと思っている人が多いでしょう。
女性の社会進出が目立っていますが、高年齢の女性の割合は決して多くありません。
しかし、女性の場合、事務職や細かい作業を得意としていることが多いので、その得意な技術力を定年後も活用することが企業にとって利益となります。
ただし女性が多い職場であれば、配慮が必要です。
高齢になって仕事に支障が出る状態であれば再雇用をしなくてもいいでしょうが、多くの女性は働きたいと考えているのです。
子どももすでに独り立ちして、家庭を守る必要はありません。
ご主人も定年後の再雇用状態であれば、夫婦で働くことも良い老後となるでしょう。
ただ、専業主婦として、これまで仕事をしていなかった人にとっては向いていない場面も出てくる可能性があります。
再雇用とはこれまで働いてきた職場で継続して雇用してもらうことです。
新しく仕事を始めるわけではありません。
料理や裁縫など女性が得意とする仕事であれば、再雇用をすることを考えても良いでしょう。
ただ、視力の低下や手先の不自由さがあれば、再雇用があっても本人にとって苦痛となるかもしれません。
思ったように仕事ができなくなるからです。
そのような場合は若い人のアドバイスをメインとした仕事をするといいでしょう。
女性の定年再雇用については、家庭とのバランスを重視した方が良いことが多くあります。
また、あくまで再雇用であり、高齢になってから新しく就職するわけではないということをしっかりと理解しておく必要があります。
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