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28 March
ロコモと年を取るということへの理解
ロコモティブ・シンドロームには予兆を感じることがあります。そのひとつが腰痛と膝の痛みです。
特に四十歳を過ぎてからの痛みには注意しておきましょう。
病院で問題が見つからなかったり、問題があっても現在の医療では対応できない腰痛と膝の痛みは、病気や障害ではなく、ロコモの予兆であることが多く見られます。
健康な人間であっても中年期から壮年期に入ると、骨、関節、椎間板などが老化し始めます。
老化は誰にでも起きることなので、痛みなどがあっても我慢しがちですが、ロコモの可能性を忘れないようにしましょう。
怪我をしている場合は医療で対応することができますが、老化そのものを予防したり防止したりすることはできません。
そのため異常を感じて病院へ行っても、高齢を理由に「問題ない」とされるケースがほとんどです。
しかし、老化による運動器の変性も、ロコモティブ・シンドロームのうちに含まれるので、見落とさないことは重要なのです。
どうしても老化は進んでしまうものです。
骨格の状態を二十代に戻すことはできませんが、寝たきりの状態になることを予防することはできます。
高齢になると体が弱くなることが多くなりますが、これには個人差があるものです。
ロコモの対策をするである程度の予防改善ができるので、ぜひチャレンジしてみてください。
自分の将来のために、運動器としての体の機能を、少しでも元気な状態にしておきましょう。
それが、ロコモという概念が提唱された、そもそもの目的なのです。
ロコモと年齢の関係は密接なものです。
体の老化による腰痛と膝の痛みはロコモのサインと考えて、ロコモの可能性があるのではないかと病院で相談してみましょう。
加齢によるものだと自己判断しないことがロコモ対策には必要です。