Archive for July 2014
08 July
犬のしつけについて
飼い犬が頻繁に吠えるようだと自分や家族だけならず、近隣の住人にも迷惑をかけかねません。大きな鳴き声にはほとんどの人が不快感を覚えるため、それによるトラブルの可能性もでてきます。
そうした問題を未然に防ぐためにも、無駄吠えをしないように子犬のうちからしつけておきたいものです。
そもそも無駄吠えというのは、飼い主にとって吠えて欲しくない状況で吠えることを指します。
犬自身は必要に迫られて吠えるのですが、人間にはそのように感じられず、無駄と捉えられてしまいます。
無駄吠えをする理由はいくつかあるのですが、そのうちのひとつに「社会的促進」というものがあります。
犬を散歩させているときに他の犬が吠えていると、つられてその犬も吠えてしまう。
そういう光景を見たことがある人は多いでしょう。
このような行為を社会的促進といいます。
他の動物がやっている姿を見て、自分も同じようなパターンを身につけようとするのです。
これは、ある意味犬の習性として仕方がない部分であるとも言えます。
では、どのようにして改善していけば良いのでしょうか。
しつけの考え方には、「強化」と「弱化」という2種類の方法があります。
強化は好ましい行動をしたときにご褒美を与えることで、その行為が良いことだと認識させます。
一方、弱化はその反対で、悪いことをしたときに罰を与え、その行為が良くないことだと学習させます。
無駄吠えの場合、吠えるのが良くない状況で大人しくしていたことを褒めてあげるのが強化、同じ状況で吠えてしまったときに叱るのが弱化となります。
子犬の場合、あまり叱るのはしつけとしても好ましくないので、強化をメインにしつけていきましょう。
犬のしつけと一言に言いましても、そのやり方や考え方は様々だと思います。
飼い主のしつけ方によって、犬の性格というのも決まってくると思いますので、犬を飼う際には、そういったこともよく考えた上で、飼うということが大切です。
ただ可愛いから飼うというのは、飼い主の責任があまりにも低すぎると思いますので、あまりおすすめはできないと思います。
07 July
老後の趣味と他人との関わり
定年退職を迎え、老後に、自分のやりたいことを趣味として実践する。それは大いに結構なことです。ただ、ひとつ、これは必ず誰にでも普遍的なこととして共通する、重要なことがらがあります。
それは、趣味の内容は別に他人に迷惑をかけるようなものでさえなければなんでもいいのですが、その趣味を通じて、他者とのかかわりを持つようにする、ということです。
必ず、趣味を通じて、いかに他者と関わるか、それを重要視してください。
他者の存在を意識することなしに、自宅で孤独に寡黙にやっているだけのことだと、生きがいにはなりません。
身もふたもないことをいうと、ボケの予防にもとてもよくないです。
趣味の内容自体は、どんなに地味でしぶいものでも構いません。
盆栽、大いに結構。
盆栽は地味な趣味だとか思われがちですが、あれは実はたいそうな歴史と伝統があり、愛好家も多いので「盆栽仲間」を作って、作品を見せ合うといったような楽しみ方ができます。
近所にいない?
現代はインターネットの時代です。
写真をとってネットにあげましょう。
還暦過ぎた老人の盆栽ブログでも、それなりに需要はあったりするものです。
珍しい昆虫を採集するのが趣味?
それでもかまいません。
盆栽とは比較にならない稀少な趣味ですが、日本中探せばそれなりには同好の士はいます。
ネットで友達を作りましょう。
その他、なんでもけっこうです。
そば打ちうどん打ちは老後の趣味の定番ですが、孫子に食べさせて喜ぶ顔を見るところまでして初めて、真に「老後のたのしみ」とすることができると考えるべきです。
どうしても定年して年齢を重ねるごとに、他人との関わりというのが薄れてしまいがちです。
しかし、この他人との関わりというのが、人間にとってはとても大切なことだと思います。
人間一人で生きているものだと思いますが、やはり一人は寂しいものだと思います。
より有意義な老後を送るためには、他人との関わりというのが、重要なポイントとなることでしょう。