Archive for April 2014
21 April
薬剤師と共用試験
薬剤師をめぐる環境はここ十年で大きく変わりました。まず、マツモトキヨシ・スギ薬局をはじめとする大手ドラッグストアチェーンの急増により薬剤師の需要が急騰、全国的に薬学部の新設が相次いで起こりました。
それと同時に、2006年から薬学部が四年制から六年制へと変更され、資格取得それ自体はより難しくなりました。
六年制というのは医学部と同様ですが、薬学部には共用試験という独特の制度があります。
四年生から五年生へと進級するにあたり、その大学の内部の試験ではなく、全国共通で行われる試験に合格しないと、薬学部五年に進級することはできないのです。
六年目まで進んで薬剤師国家試験の受験資格を得れば、国家試験そのものの合格率は九割ほどなのですが、そもそも順序として共用試験に合格しなければ絶対に国家試験を受けられず、従って薬剤師にはなれないのが、薬剤師を目指す人の現状です。
共用試験の合格率は大学によって大きな幅があり、合格率100%を高らかに謳う薬学部もありますが、実はこれにはからくりがあるので注意が必要です。
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大学内部の成績で判断し、「共用試験におそらく合格できない」とみなされた学生を強制的に留年させて共用試験を受けさせないことで合格率を底上げする手法を、多くの薬学部でとっている、ということです。
合格できそうな人間にしか試験を受けさせなければ合格率が上がるのは当然ですが、それはその薬学部に入った人間が薬剤師になれる可能性が高いということを現実には意味しない、というわけです。
このような現実があると言うのは、実際薬剤師を目指してみない事には、分からないと思います。
特に、こういった大学内の情報と言うのは、あまり外には漏れないのが実情ですから、実際に大学に通っている人によく話を聞いてから、志望校を決めるといいと思います。
薬剤師になるためにも、多くの道がありますから、しっかりと自分の進路を考えて決めることが大切です。